反骨と異端

アウトローは文化だ

この金融政策は呪術なのか

水野和夫氏「マイナス金利の意味」3回目であります。

 

80年以降、「金融の時代」とは「3年に1度バブルが生成し崩壊する」(サマーズ元米財務長官)時代である。企業は価格投機を行い、バブル崩壊が深刻な不況を招く。政府は景気対策と称して、より大きなバブルで前のバブルを打ち消す。

その過程で国家は巨額の債務を抱え、国家の信用に疑問符が付き始める。投資拡大による

「成長がすべてを癒す」時代が終われば、安定・安心こそが最重要課題となる。

21世紀は「新中世時代」(ヘドリー・ブル)の時代である。貨幣は石となり、アフリカを除く世界人口は2050年以降減少するなど中世的現象があちこちに現れている。

黒田東彦日銀総裁も神となったようだ。「中央銀行が本気で取り組んでいる以上、『物価目標』は必ず実現します」(2月3日講演)と宣言したからだ。神以外「必ず」はありえない。近いうち、金融政策が呪術かどうかの審判が下る。(引用終わり)

 

この先、歴史は進化せず、“中世に逆戻りする”という預言はあちこちで聞くようになりました。なんでも13世紀ごろの農奴制に戻るであろうという話です。国民の間に格差が拡がり過ぎて、人々は借金で土地にしばりつけられて動くこともできず、国富の大部分はごくごく一部の富裕層に握られ、株式は限りなく債券に近い金融商品と化していく…みたいな近未来像です。

 

インデックス投資家は口をそろえて、「世界人口は拡大し続けているのだから、長期投資で成功しようと思えば、インデックス先進国株式で正解」と言いますが、それも疑問符がつきます。①世界人口がアフリカ以外では減る可能性がある。②かといってアフリカで株式が成長するとは思えん。③IT化とグローバル化によって世界のマネーが瞬時に地球上を移動するようになって、経済的な安定性がどこの国からも消えた。そのことで時間とお金のかかる、基礎研究にどこの国も力を入れられなくなり、イノベーションが起こらなくなってきた。④経済が株式が成長するには、人口が増えるだけでは不十分で、イノベーションが起こって関連の株式が爆上げしてくれないとどうしようもないのだが、そのイノベーションが起こるような政治経済社会が安定した国が少なくなった。とかいろいろ原因は考えられる。