反骨と異端

アウトローは文化だ

インデックス投資にはまる人とはまらない人がいるよね。

 

臆病者のための株入門 (文春新書)

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 投資法カテゴリで投資法の悪口を書くブログってありますね。

たとえば「インデックス投資」「投資信託」のカテゴリで、“はたしてインデックス投資はどのくらい有効なのか?”とかえんえん私見を書くブログとか、どの投資法カテゴリでも10件に1件はこういうブログが散見されます。

悪口を書いている本人は自分の素朴な、客観的な批判を書き連ねているつもりのようです。

あたかもインデックス投資家に向かって、「こういう考え方もできるんだが、お前らインデックス派はこんな深いことまで考えたことがないんだろ~~」という得意満面なエントリーになっています。

そういうブログを書いている本人がもっとも無知なのです。

 

インデックス投資は有効なのか?長期投資は有効なのか?…という疑問に関しては、過去に数十年間、海外で議論しつくされてきたことです。「ポートフォリオ理論」にしても、有効性については、学者間で議論が続けられていて、海外で物理学者がノーベル賞をもらったとかそういう研究論文がいくつもあって、それをさらに海外や日本の金融機関がデータとして検証して、そして“過去の数字をもとにアセットアロケーションを決めて、そのアセットアロケーションに固執することは、投資法として有効である”という意見がプロの間で“根強い”ということです。

かなり以前のヴェリタスにも「日本のインデックス派はドルコスト平均法に固執せよ」とマンキール教授が檄を飛ばしていましたが、“長期分散投資なんて、あてにならない”と言っている人はランダムウォーカーすら読んでいないことが大半でしょう。

 

そういう過去の議論についてある程度知識があれば、いまさら自分がブログで蒸し返すのは効率的でないから、やらないだけです。

インデックス投資家は過去の議論を踏まえてポートフォリオを組んでそれを粛々と実践しているだけです。現実的な話、ポートフォリオを組んで長期投資に取り組むことがどのくらい投資法として有効なのか?という点を、実証・議論しようとすると、おそろしく難解な過去の英語の論文をいくつも参照にするようになります。

 

ちなみにかの『日経マネー』編集部では、新入りが入ってくると最初に読まされるのが『ランダムウォーカー』と『敗者のゲーム』なのだそうです。最初に結論を渡しておくのが効率的だという考え方なのでしょうか。