反骨と異端

やどかりアウトロー編

乙武さんは政界を断念するべきだ

 

乙武さんのマスコミ価値とは、「手足が無いのに、ポジティブに生きている」だと思うので、もし彼が「手足がある精神障害1級」だったら、同じ1級障害者でも本がバカ売れして富裕層障害者になったりできなかっただろうなと思います。

数年前に日本の障害者の平均年収が100万円前後というきょうされんの調査が話題になりましたが、乙武さんから見ればぴんとこないでしょう。ほとんどの障害者は親がいなければ貧困状態に置かれているし。

乙武さんはもうかなり前から、障害者のなにをも代弁していないと感じていました。障害者なんだけど、障害者のことは何も語っていないわけです。乙武名言録とはアウトサイダーアートの一種です。奇矯な人格の産物で。

だから乙武さんの不倫騒動で「手足が無いのによくやるよ」みたいな反応、「障害者だから不倫は大目に見てもいい」というような空気は障害者に対して失礼だと思います。

 

参議院といえば“良識の府”であります。そんな“グアムで女3人買う”ような人物が(しかも既婚者)国民の代表として良識の府へ入ってほしくないのであります。国会議員の年収4000万が惜しい気持ちはわかりますが。過去に障害者で国会議員だった人物はいるでしょうが、公認前にマスコミに「漁色家」と書かれた人はいないでしょう。

 

今回の1件で乙武さんのマスコミ生命は終わるかもしれません。というのは乙武さん関係のコンテンツの主たる消費者は「健常者・既婚主婦・低学歴」というイメージです。高卒の専業主婦のおばさん層に勇気を与え続けてきた彼ですが、乙武さんは自分の顧客の分析ができていないのです。危機管理を怠ったので炎上したのですが、おばさんたちにとって「不倫・浮気を大目に見るような風潮」は自分たちの「利権」に関わるのです。

 

①不倫をしても大目に見てもらえる著名人と、②不倫が命とりになる著名人と2種類いますが、これはその著名人が関係するコンテンツの主たる消費者は誰か?その主たる消費者はどのくらいの頭の出来か?という問題です。

 

タレントの石田純一が「不倫は文化だ」と発言して一時期干されたのも、石田純一が出てくるトレンディドラマを主として消費しているのが、高卒の専業主婦だからです。仮定の話として、俳優の浅野忠信が「不倫は文化だ」と発言しても、別に干されたりしないでしょう。浅野忠信の出てくるコンテンツを消費する人たちは(高卒の専業主婦に比較すれば)凝ったつくりのミニシアター系の映画やコンテンツを買ってみる人たちです。ですから仮に浅野忠信が不倫を肯定するようなことを言っても、浅野ファンは“レトリックの遊び”であると受け止め、感情から切り離せるのです。(それにしても石田純一は代表作が「不倫は文化だ」になってしまったな。)

 

そいえば昨晩、報ステみのもんたが出ていたけど、みのさんは乙武さんと対照的で、自分の関係するコンテンツの主たる消費者を熟知していた著名人である。よく考えたら、成人した息子が逮捕されたからといって親が自粛する必要があるのかないのか?かなり長い間、みのさんはテレビから姿を消していたけど、今年の春からまたレギュラー復帰するらしい。

 

みのさんは自分の番組を見ている層を熟知しているからこそ、息子の不祥事でさっさと自分が身を引いたのであろう。ズバズバ言うイメージとは別に、みのさんは気配りの人であり、常識のかたまりだから、TVの前でワイドショーを見ている「高卒の専業主婦」の反応を熟知しているのであり、ここで自分が親として反省していないと消費者に受け止められたら、自分のマスコミ価値が終わってしまう…と判断して、自分から消えたわけね。

 

話は変わって、作家の北方謙三さんとか「俺には妻と、食事用の女と、ベッド用の女がいる」とかなんとか、複数の愛人がいると、いつも放言していたけど、北方ハードボイルドの主たる消費者は高卒主婦ではないから、ああいう発言が許されるわけです。北方さんの関係するコンテンツを買っている人は大半が男性ではないでしょうか。だから不倫や愛人の存在をおおっぴらにしても、消費者が離れていかない。