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反骨と異端

やどかりアウトロー編

マインドは身分制度に勝てない

正社員ブログを読んでいたら、

「資産形成において年収は要素のひとつでしかない。自分が資産形成に成功しているのはマインドがあるからだ」

と、わけのわからん持論を展開していて、朝からコーヒー吹いた

 

「じゃ、あなたがもしも、同じ企業で同じ時間働いている、非正規労働者だったら、同じ時期に同じ金額の資産形成ができたと思いますか?」

 

…と突っ込みを入れようかと思ったがやめた。

 

その「マインド」で、本当に正社員と非正規労働者の「身分」を超越できますか?

 

金を貯めこむのが好きな正社員からすれば

「自分にこれだけお金が貯まっているのは全部自分ひとりの努力」

「いまの自分の年収は自分の実力」

というポジショントークに走りがちである。

「努力」という単語を使いたくないから「マインド」かあ。

 

しかし…

正社員ブログの主が短期間で資産形成に成功したのは、ひとえに同じ企業グループの中での、構造的搾取ゆえである。マインドなんか関係ない。問題は格差だ。

資産形成の成功の要因として大きいのは不当に高い正社員の賃金レベルである。

同じ企業グループで派遣とか請負で働いている連中は、年収140万から200万がせいぜいである。

 

正社員の生涯賃金を落とさないために、非正規労働者は構造的に搾取され続ける。

新卒カード就職 最強伝説」はここから生まれる。

 

身分制度」きっついわあ。

でも「身分制度」の上にあぐらをかいて

「自分が資産形成できているのはマインドがあるから」

とか、言えるほど厚かましくもなれないわあ。

 

※ちなみに「同一賃金・同一労働」になったら、非正規労働者の時給は3倍くらいになって、正社員の生涯賃金は4分の1くらいにならないと計算があわないとも言われる。