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反骨と異端

やどかりアウトロー編

最低賃金とマクドナルドのロボット化は無関係ですが

複数のブロガーが取り上げていたんですが、ええとマクドナルドのロボット化と最低賃金を上げたこと自体は何の関係も無いですよ(苦笑)

 

最低賃金を上げたのは州の条例レベルの話でありますし、マクドナルドがレジの一部をロボット化したのは一企業の事情であって、仮に最低賃金を州が下げていたとしても、ロボット化は推進されていたでしょ。

 

スイスのマクドナルドは時給2000円で有名ですが、これは労働生産性最低賃金をめぐるあくなき議論の延長上にこういう時給になっているので、「スイスではマクドナルドは絶対にロボット化しないのだ」…ということにはなっていません。

もちろんスイスのマクドナルドは全店倒産、撤退したということもありませんしね(苦笑)。労働生産性」という言葉は、「スマイル0円」が人気の日本ではもっとも理解しづらい概念であると考えるべきでしょう。つかほとんどの日本人は「低い賃金で雇った労働者をシバけば労働生産性があがる」と考えているのですね。スイス人はそう考えないのです。

全世界的に最低賃金は上がりつつある傾向にあると言えます。

ピケティブームとか格差論壇の成果かもしれません。

 

matome.naver.jp

 

マクドでなくても、大企業に行くと、受付嬢がロボット化されている…なんてかなり前から普通の光景ですし、ロボットにできることはロボットに置き換えるという波は最低賃金をめぐる議論とは別の波であります。区別して考えなきゃいけないのに、なぜに混同しているのか。

 

格差論壇に無知な手合いが、“ほれ見ろ、最低賃金を1500円以上にするから、マクドナルドがロボット化して、人員を切ってるぞイッヒッヒ”と言っているようですが、こういうのが多いから、最低賃金以前に、労働生産性について、啓蒙が足りていないような気がするのですよね。