反骨と異端

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『週刊東洋経済』最新号の特集が「生涯未婚」

 

 

週刊東洋経済』最新号の特集が「生涯未婚」ということで、他人ごとではなく考えてしまった。

 

結婚なんか、ぜいたくだ…近い将来男性の三人に一人、女性の五人に一人は結婚することなく生涯を終えるであろう、というショッキングな調査結果が出ている。このうち、就業構造基本調査(2012年度)で、非正規雇用の男性が数字上、結婚できていないのがわかる。結婚を望む非正規の彼ら多くは、低所得が原因で結婚したくてもできない、婚活すらできない環境にあって、さらに将来、退職金や年金といった老後のための備えも大きな期待が持てないことは目に見えている。

 

「生涯未婚」が問題なのではなく、「生涯未婚」で暮らしていけない社会の方が問題である。すでに民間企業は“おひとりさま”に対して商品やサービスを売りつける方針、ターゲット顧客を「単数世帯のおひとりさま」に切り替えたほうが成功している。スーパーはコンビニに勝てない。「独り暮らししている人が家族暮らしよりリッチな気分に浸れるような商品やサービス」を企画開発すればニーズはあるよ絶対。

クラブツーリズムの「おひとりさま仕様」の旅行パッケージ(国内・海外)とか、“おひとりさましか参加できない”“おひとりさまでも割高にならない”“いろんな所へ行ける”というので、確実にニーズは高くなってきているようだし。

男も女も基本的に自分ひとりで人生をやっていく(つもりで人生設計する)。無理に結婚させようとしても、今の日本人は老いも若きもすぐに離婚してしまう。こらえ性がなくなった。フルタイム男性の平均賃金が下がれば離婚率は確実に上がるだろう。

 

家族といいますか「世帯」をベースにした社会保障制度が暗礁に乗り上げている。時代の変化に対応しきれていない感がある。とっくの昔に単身世帯が最大多数になっているのだから、「おひとりさまで生きて、安心して死ぬ」…というモデルケースに沿って、社会保障やら年金制度、医療制度、住宅政策などを再考・再編成する必要があると言えるだろう。