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反骨と異端

やどかりアウトロー編

ちきりんの次がトイアンナなのだろうか

toianna.hatenablog.com

ちきりんさんが賞味期限が切れたとかであまりホッテントリ入りしなくなったなあ(あの人、もうブログ書くの止めたの?)と思っていたら、最近毎週ホッテントリしてにぎわっているのがトイアンナさんである。

トイアンナとちきりんを比較すること自体に無理があるかもしれないが、トイアンナさんはちきりんに比較して、文章は隙がない。ちきりんが書いていることがおおざっぱで間違いが多かった印象はあるけど、そういう目立つ間違いはトイアンナにはない。

 

しかしちきりんは鮮明なネオリベであったのにたいして、トイアンナの場合はそういう“思想以前の場所にいる”。自分の政治的傾向とか思想とか考えたことないんじゃないか、男女のぐだぐだを文章にしてそれが面白いので注目されたのけど、この人はちきりんよりさらに知識が無い。ちきりんはまだ読んでいたが、トイアンナの場合は漫画しか読まないんじゃないか。だのに最近トイアンナさんも少しづつ社会問題とか世相批判に移行しつつあるようである。

知識が無い人がブログを書くのは問題ないけど、何かを主張したいのならエビデンスが必要じゃないか。

はてな民は要求が過酷で残酷だから、ちきりんがそうであるように、トイアンナさんも相当うまくやらないと、はてなでさんざん食い散らかされた挙句、ポイされちゃうよ。ちきりんもブレイクから凋落がこんなに短いとは思わなかったし。

 

昨日ホッテントリ入りしていた記事だけど、エビデンスが『東京たられば娘』くらいしかない…というのが。

“漫画にこう描いてあるから、こういうムードが確かに存在した”

という、えびでんすを元にトイアンナさんがお得意の論考を展開している…しかし少子化はあと10年では解決しないでしょ。

少子化の解決とは、カップルが2人も3人も子どもを産んでくれることだけど、

①そもそも生殖可能年齢の女性の絶対数が今後減り続ける、

②首都圏に住んでいるとどうも女性は子供を産む数が減ってくる、かといって地方創生は全くうまくいっている感がない。

③今の20代が保守的なのは「閉塞感」が原因であり、心から“子供欲しい、家族サイコー”と思っているわけではない、

④離婚率は別に目立って減っていない…ですし。

少子化の一因は格差と貧困忌避だが、格差は拡大はしているがまったく縮小はしていない。

 

…などなど、少子化は複合的な要因のある社会問題だから、そんな若い当事者男女たちの“気分”や“ムード”だけでは解決しえないと個人的には思うよ。

 

『東京たられば娘』がどういう漫画なのか自分は知らないけど、「10年後に少子化は解決していそうだ」という仮説を唱えるのなら、やっぱり人口動態データが必要でしょ。首都圏の生殖可能年齢の独身女性の数の今後10年間の推移と、任意で抽出した一地方都市の同じような人口動態データを出して、“今の出生数がこれだけだから、今後この数をクリアーすれば少子化解決”と論じるべきじゃないか。

トイアンナさんの場合、“自分の周りはこうだ、『東京たられば娘』はこう言っている、だから10年後は少子化解決だ”というかなり過程をはしょってる。「若い人は海外へも行きたがらないし、公務員になりたがるし、やっぱり保守的だから今後は子供増えるよね」…ほんまいかいな、という話で。