反骨と異端

アウトローは文化だ

山口組分裂の「真相」と「今後」と「溝口敦」(その2)

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日本の“ヤクザライター”は別に溝口無双だけではなく、40人以上いるそうである。だから日本の主流メディアも、溝口さんが何か言ったらそれを事実として流用するのではなくて、他の40人の任侠ライターからも「裏を取る」というか、複数のソースを参考にしながら記事を書くべきなのだろうが、残念ながらそういうことにはなっていない。

 

目下のところ、ほかの任侠ライターは溝口無双よりは知名度がかなり低く、彼らの声は小さいので、溝口説が「事実」として採用されている。「私見だ」という抗議が極道の方から出ているみたいですが。

 

それなら山口組の方から公式発表すればいいんじゃないのと思うけど、暴力団が公式発表しても世間は信用しないので、あまり意味がないような気もする。

 

「反社会的勢力なんていないほうがいい」「クズはクズ同志で殺し合え」という空気が強いけど、反社会的勢力を罰するためなら何をどう書いても構わないということにはならない。

 

日本人、国民の選択肢としては、最終的に「治安を今より良くする」ことを目指すべきで、“じゃ、暴力団を全滅させたら日本の治安は本当に良くなるのだろうか?”という点についてもっと議論が必要かもしれない。犯罪者は暴力団だけではなく、外国人とか、IT犯罪とかいろいろあるのに。

 

閑話休題

山口組再統合!ということで、やどかりさんの“読み”は方向性としてはまずまず正しかったそうです。

(2016年7月3日追記)ちょっとこれは早すぎ。再統合まではいってないみたいです。

 

しかしぞっとするのは、上に引用している、溝口先生ともうひとり弁護士の先生の会見がブロゴスの“良く読まれた記事 人気ランキング”の3位に入っているという点です。ああいう記事がめちゃくちゃ読まれたということは、「もうこの先、組は真っ二つに分かれて血で血を洗う、抗争になる」という、再統合を願う当事者にとっては、めちゃくちゃ迷惑な印象操作だと思います。というか、コロシアムの闘牛見たいという人が増えているんでしょうね。そこへ溝口敦氏がああいう神戸山口組を焚きつけるようなことを言いまくると、朝日新聞やら他の一流マスコミがコロシアムの闘牛始まるよ~という記事を追加燃料で放り込む…という、わたしは暴力団を支持したり擁護したりするつもりはまったくありませんが、当の暴力団側にその意志がないことが明らかなのに、マスコミによって抗争がつくられていくようでぞっとしました。

 

(2016年7月3日追記)

閑話休題

溝口敦無双ですが、週刊ゲンダイにコラム掲載しています。

http://www.a-mizoguchi.com/newspaper.php?rid=239

 「欲も過ぎれば組も滅ぼす~六代目山口組・司忍組長の性的人間性について 15年9月28日」

 

しかし週刊ゲンダイに掲載する前の“無修正原稿”を、自身のニューズレターで送信しているみたいで、推敲前の文章がネットには載っていました。これが突っ込みどころ満載で面白い。

このコラムも“謎の多い人物である六代目のプライバシーの一部を公然と公開した”という、山口組シンパ全員およびネクザ全員に回し読みされた有名なコラムのようですが、個別の文章について誰も突っ込んでいないのでちょっと取り上げてみましょう。

  

中でも初発段階の情報として、注目すべきは六代目山口組司忍組長の性的人間性についてだろう。彼は今年73歳だがまだ現役バリバリであるようだ。(略)

司組長の考えでは勃起する勃起しないがヤクザの進退を決める基準になる。流出情報によれば、彼の場合、毎月お手当てをやる女性が2人いて、愛人も「ぎょうさんいてます」。(略)誰もヤクザに向かって乱倫を非難する者はいないから、このこと自体は司組長の不名誉ではない。逆に彼の持論に照らせば、年齢的には水準の数倍も勃起しているようだから、彼自身が六代目山口組を引退する必要はまったくないことになる。

 

『性的人間』とは昔懐かしオーケンの小説のタイトルからぱくったのでしょうか?でもあの小説でいう“性的人間”って乱倫・絶倫な人という意味だったのかどうか。ギー兄さんにでも聞いてみないとわからないですね。でもこういうコラムでさらりと大江健三郎がでてくるあたりが、溝口先生も昔はああいう文体を意識していたのかな…という気もしますしね。

 

「逆に彼の持論に照らせば、年齢的には水準の数倍も勃起しているようだから、」…う~ん、

溝口先生は「同じ年だけど、僕はもう全然勃たない」って告白してるような一文ですよねこれ。

溝口先生と六代目って同年齢なんですね。「73歳の日本男性における勃起の平均的頻度~2016年度厚生労働省調べ」…とか信頼できるデータがあるのかどうか?知りませんが、あくまで自分を基準に考えて文章を書くと、「年齢的には水準の数倍も勃起している」という表現に落ち着くんでしょうねえ。。

 

ゲーテとか80歳過ぎても絶倫で毎日ヤっていたというし、一般論でありますが、肉体労働者のヤクザよりも、作家とか物書きとかのほうが「セックスが強い」という定説あります。恋をしている限りボケないとも言われますしね。

溝口先生には、添木を当ててでも頑張って欲しいと思うのでした。

 

 

「流出情報」ってソース不明なんですが、なんかこのコラム記事自体が創作なのか?何なのかよく分かりませんが、山口組って基本的に外部情報漏らしただけで破門だったような気がするから、上層部の人もよくあれだけ溝口さんに情報漏らしているなと感心しますよね。溝口先生に情報優位性があるのは分かりますが、組経由でしかも上層部であれだけ外部にペラペラしゃべっている人っていったい誰なのよ?