反骨と異端

アウトローは文化だ

奨学金で美大へ行くような貧困女子なんかおらん

anond.hatelabo.jp 

NHKの貧困女子見てないのだが、昔からNHKは貧困問題を取り上げる時に、サンプルの集め方が変なのである。

老後貧困を取り上げても、突っ込みどころ満載の老人をサンプルにしてしまうために、視聴者がネットを炎上させ、“そもそも何を持って貧困だ、かわいそうな人だと認定してあげればいいのか?”という別の問題にすり替わってしまう。

NHKのディレクターというのが貧困どころか、日本の頂点にいるような層ばかりなので、サンプル貧困を選ぶ時の「精度」が大きくずれるのが原因らしい。

 

はてさて、「貧困女子だって奨学金をもらえるはずだから美大へ行ける」とか書いている奴いて吹いてしまった。んなわけないでしょ。純学費以外に画材がどんだけかかると思っているんだよ。公募に出すのだって、いちいちかなりの費用がかかるんだし。

私立美大はなんだかんだ言っても、私立薬学部くらいかかるんだよ。金無い子があんな環境へ行っても辛いだけじゃないかな。

実際に芸大美大へ行ってみたら、貧困の「ひ」の字も知らないような学生ばっかりだよ。美大むけ予備校(研究所)だって純学費80万~120万くらいだし、いまは美術高校からやっていないと実技難関校は無理だよ。

 

それなら「親に金がないけど絵が描きたい」という人たちはどうしているか?というと、

「デジタルイラストに走る」

デジ絵やってるのは、結局、親に金がなくて、美大へ行けなかった(純粋芸術のトレーニングを受けることができなかった)階層出身ばかりじゃないかな。

中には美大へ行ってデジ絵に行く人もいるだろうけど。

デジ絵が短期間にこれだけ普及したのは、日本社会全体の下流化と密接な関係がある。だってデジ絵って画材費いらないじゃん。ソフトと、ペンタブを買ってしまえば、無限大に描けるデジ絵は、下流階層に受けに受けたのだよ。

スクリーントーンの貧乏つかい」

とかやっていた下流階層が、デジ絵をネット媒体に一気に普及させたと言っても過言ではあるまいに。

逆に純粋芸術というほどでもないのだが、ある種のエリート意識を持って「アート」してきた連中は、うっかりデジ絵にいかないようにするという自意識が目立つこのごろ。