反骨と異端

アウトローは文化だ

「雇用不安」と「反社会的勢力」

 イスラム国を支援しているのは誰か?という問題で、第三世界の地元の貧困層かと思っていたがどうもそれだけでもなく、EUに住んでいる白人大卒男性にも相当数イスラム国のファンがいるらしいという話を読んだことがある。“支援”というかイスラム国シンパみたいな感じで、自分たちが暮らしている国の首都がイスラム勢力によって無差別テロを受けたりすると、大喜びする白人連中が一定数いるらしい。ネオナチのファンとかぶるものがあるが、既得権層をぶっ飛ばして破壊しつくしてくれるイスラム国バンザイというイメージか。 

米国では大統領選挙をやっているが、当初ヒラリーの1本勝ちかと思っていたら、中盤からサンダース&トランプが盛り返してきて、今はトランプの方がオーラがあるようにも思える(負けるだろうけど)。サンダースやらトランプを支持しているのは誰か?というと、白人大卒男性で、これも自国の現在の既得権層にほとほと嫌気がさしている層だろう。そして雇用不安が強い層だ。 

トランプは「反社会的」とまでは言えないけど、大統領として明らかに資質に問題があり、外交における孤立主義やら、移民の排斥主義主張などを読んでいると、トランプ本人がどうのこうのいうよりも、こういう人がまがりなりにも共和党の候補になる米国は、既得権層に対する暴動とかテロがいつ起こっても不思議じゃないんだろうなという気もする。

  

残念なのは日本の反社会的勢力である。イスラム国並みに無差別テロをやるとか、トランプ並に大マスコミ相手にセンセーショナルな言動に走れば、任侠団体のファンが一気に増加する下地(=格差拡大と雇用不安)はあるのに、法律の縛りがきつすぎてそういうことにならない。

今の山口組がそれこそ昔の〇〇抗争とか〇〇戦争のような大規模抗争を勃発して、ドンパチ続ければ、その「映像」を目の当たりにして、いまだかつてないほど山口組のファンが増えるのは間違いないと思う。それも今回の分裂劇でファンになったのは、大卒の非正規とかが多いんじゃないかという気がする。

「反社会的勢力」くらいしか、「負け組」が心から共感して応援できる対象は存在しないからで、希望は戦争じゃないけど、気分はもう戦争じゃないけど、既得権層(司法)が困れば困るほど、熱烈な信者はカタギの中に増えていくだろう。 

※抗争を煽る気はないので誤解なきよう。