反骨と異端

アウトローは文化だ

「いらすとや」を敵視するイラストレーター

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 私は使ったことが無いんですが「いらすとや」さん経由のイラストは確かにインパクトありますので目にすることが多いです。

「いらすとや」がフリー素材を気前よく配布しちゃうから、プロにお金を出して頼む人がいなくなったという自称プロイラストレーターがいるという引用記事ですが、「何を言っているのだろうか」と情けなくなりました。

それってネットの無料自動占いが増えれば占い師不要になるというのと同じ理屈です。

 

前から日本は「著作権」に厳しすぎる、著作権使用料が高すぎると感じていました。外国人はがんがんコピペするのに、日本だけ異様に「著作権」が幅を利かせているという状況です。特に画像。

著作権を厳格に守ることによるメリット」よりも、「著作権を完全に手放す」ほうがモノを創る人にとってもメリットがある…と内田樹氏がどこかで述べていましたが、要するに著作権フリーにすることによって、自分の創造物がネットやリアルで自由に使用され、もっと人の目によって見られること、読まれることで、自分の芸は磨かれ成功できる…というのが彼の言い分です。

 

しかし日本の企業や作家はそう考えず、熱心に著作物の版権を守り通して、なおかつそこから1円でも自分の利益を誘導しようとして、逆に自分の創造物がほとんど人に利用されなくなって、ちっとも人気が出ないという悪循環に陥ってます。

閉塞感ただよう状況の中で「いらすとや」さんが太っ腹全部著作権フリー、無料画像をネットを通じてばらまいたもんだから、たしかにこれまで小遣い稼ぎができていた「プロ」は困る人も出てくるかもしれません。

でも「絵がうまい」とか「占いができる」「英語がわかる」という“芸”は他人の役に立ってこそ、自分の芸が磨かれるという一面があるのだから、売れるのなら売ることにこだわればいいと思うけど、売れないのに値段をつけることにこだわるのは本末転倒なのよ。

 

イラストとか画像は、制作者の個性も出ますし、その画像を貼る媒体の個性に合ったものでは無ければ媒体台無しにしかねない。

「どうしてもあの人に費用を払って作ってもらいたい」…というくらいの個性が出せなきゃプロ自称しても意味無いんじゃないか。なんなら全てのイラストレーターが「無料版」「有料版」を作成してネットで公開して、広く自分の名前や画風を売ったほうがその人にとってお得なんじゃないかな。

個人的な意見ですが、他のブロガーはともかく、「やまもといちろう」氏が「いらすとや」のイラストを自分のブログに貼っているのを見たときに“何という…センスのないことを平気でやるのだろうか”とがっかりしましたけどね。「いらすとや」とやまもといちろうの文体はなんかまるでちぐはぐで、“画像があるほうが読まれるよね”というブロガーの配慮が逆効果になってる例みたいな。