反骨と異端

アウトローは文化だ

「電通」はブラック企業ではないと言い切るこれだけの理由

電通ブラック企業か?というと、ブラック企業ではないと思います。

あくまで個人的な感想ですが、そもそも「ブラック企業」という語の法的な定義が無いのですから、ブラック企業に関する全ての意見は個人的な論考の範疇を出ません。

 

なぜ「電通」はブラック企業ではないかと言うと、わたしの考えではブラック企業においては労働の対価が著しく低いことが多いからです。

電通の社員の「平均年収」は極めて高い方であり過労自殺に追い込まれた方は正社員です。 

真のブラック企業は、「正社員の募集です」と言って(最賃の時給で働く)試用期間をえんえんと更新したり、同業他社より明らかに安い賃金で、労働者が死ぬかボロボロになるまでこき使って使い捨てるのが特徴的です。

 

電通はものすごい高待遇です。真のブラック企業はあまりにも待遇が悪いので「3年以内離職率」が異様に高いのが特徴的です。電通離職率が高いなんて聞いたことがありません。

※2016.10.15追記 電通離職率は高いそうです。

しかもあの「電通」ですから「電通で働いています」と言うだけで「すっごーい」と言われる。 

アニメーターの雇用待遇がそうですが、明らかにブラックでも本人が受け入れているのなら“ブラック企業問題”は存在しない。

 

それから真のブラック企業は「平均年齢がかなり若い」ことが多いです。電通の社員の平均年齢が20代ということはないでしょう。

嫌なら会社を辞める権利もある。

いたましい死ではありますが、だから電通ブラック企業だと当然のように断罪する風潮に違和感があるのです。

 

電通」の正社員にも、過労自殺しそうなくらい働いている正社員とそうでない正社員もいるはずであり、死亡してしまった彼女はたまたま前者だったのかもしれません。

自殺するほどには働いていない社員が全体の9割で、過労な社員が1割以下かもしれません。しかも彼女は望んでその会社に入って、過労コースをあえて選んだ人かもしれない。それなら全体としての電通が“ブラック企業だ”とは言えない。

「あの会社はブラック企業だ」と言うと、「その会社を社会的排除すべきだ」というGOサインになりそうな風潮が怖い。  

 

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