読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

反骨と異端

やどかりアウトロー編

山口組分裂の「真相」と「今後」と「溝口敦」(その8)

山口組分裂の「真相」と「今後」と「溝口敦」 がんばれ弘道会 山口組VS溝口敦

山口組 顧問弁護士』(著:山之内幸夫/角川新書)ですが、読んでいたら溝口先生のことがちらほら載っていましたのでメモ。

 

ジャーナリストの溝口敦さんが元執行部や幹部の人達は、上納金の流れが判るのだから、司六代目の所得税税法違反を立証できるのではないか、と言っている。その気になればその通りだと思う。

でもいくら何でもそれはない。そんな情けないことをするなら生きてきた自分の全人生を否定するのと同じだ。汚すぎる。警察も入江さんや毛利さんに頭を下げて、おだてて、乗せて、へりくだってまで調書を巻きたい(被疑者の供述調書が作成されることを調書を巻くと言う)とは思わないだろう。そこまでの「何でもあり」はない。(39p)

 

ちなみに過去のことを言えばジャーナリストの溝口敦さんが刺された時はかなりの確率で事件が起こる前兆があった。ヤクザに強い弁護士、ミンボーが弁護士業界の売り物になるなんて私には妙な感じだ。映画「ミンボーの女」はヤクザを極めて低次元の人種に描き、ほとんど小バカにしていたので、腹を立てた後藤組の人間が伊丹十三監督の顔を切った。(98p)

 

ジャーナリストの溝口敦さんを山口組に紹介したのも私である。最初は良かったが、渡辺さんと感性が合わず後に不幸なことになってしまった。私は山口組執行部から責められ溝口さんに、渡辺攻撃の筆を緩めて欲しいとお願いもしたが、どうすることもできなかった。溝口さんへの傷害を阻止できなかったことを後悔している。(193p)

 

う~ん、溝口先生も“人の話を聞かない”人というイメージはある…爺さんだけど子供っぽいというか、ロケットランチャー打ち込んでも無理だろうな。

でも山口組五代目の渡辺さんの時は、溝口先生ってば、さんざん五代目(山健組)を一方的に攻撃しまくり、いまから考えると本当に五代目から六代目の襲名劇は「クーデター」だったのかどうか?!かなり怪しい話になってきていて

(溝口先生は10年前に、「10億円で六代目が五代目から当代の座を買い取った」とか書いていたが、今回神戸山口組の幹部は「あれは禅譲だった」とクーデターも買い取り説も否定中;)

その10年後、2015年には組が割れる原因をつくり、「地獄に落ちろ」とばかり六代目を攻撃しまくっている、溝口さんのペンの先はヤクザの暴力じゃ動かないけど、マスコミの都合次第でどうにでも動くようですねー。

おおかた、週刊現代の編集部から「うちとしてはチャレンジャーを応援したいから、次は神戸山口組(山健組)の応援団長で頼みますよ」とか注文がついているんだろうね。今回の山口組分裂に関する溝口説も、あと5年から10年したら、50%くらいは事実誤認だったと明るみにでるだろうと思う。

 

閑話休題】 

本書『山口組 顧問弁護士』ですが、面白かったけど、これは「山口組のひみつ」というよりは「山之内先生のひみつ」が書いてある本じゃないかと思いました。特に警察に拘束されている宅見さんを叱咤激励して証言を翻させるくだりなど、「なぜに弁護士がここまでヤクザ組織の人事に介入するのか~?!」と誰しも首をかしげるくだりだけれども、著者的にはどうも“誇り”になっているんじゃないかという気がします。

 

山口組 顧問弁護士 (角川新書)

山口組 顧問弁護士 (角川新書)