読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

反骨と異端

やどかりアウトロー編

山口組分裂の「真相」と「今後」と「溝口敦」(その9)

山口組分裂の原因は弘道会支配と高すぎる上納金にあった」という溝口敦説が、やはり事実ではなかったんじゃないかと思わざるをえない書き込みが増えてきつつあります。 

速報というか、今の段階ではガセネタの類なのでしょうけど、山口組以外の広域指定暴力団の「分裂」のうわさがあちこちで出てきています。

 

totalwar.doorblog.jp

なにかと先駆的な山口組だから(大所帯だし)、最初に組が割れたのが目立ってしまったというだけで、他の組織も似たような問題が生じつつあるのでは…という速報とか口コミがネットのあちこちに書かれるようになりました。う~む。

しかし「組が割れた」と公言してしまうことにためらいがある組織が多いので、そういう問題が生じている気配はあるけど、「絶縁状は出していない」のかもしれません。 

しかし…重要なのはそういう点ではなく、山口組以外の組織も組が割れてしまったと仮定すると、山口組が分裂した真因は別に弘道会支配とは直接関係がなかったということになります。

budgerigar.hatenablog.com

r-zone.me

個人的には国内の縮小経済下において、大規模な広域集団が維持できなくなってきたから、自然な適応のかたちとして、組が割れたという言い方は誤解を招くけど、小規模に戻りつつあるのかなと見えます。

“男が男に惚れて”子分になるという組織の原型に戻る道をたどりつつあるんじゃないかと。ガリバー化といいますか広域化してしまいますと、「親分と1回も会話したことない」のが普通になってしまって、それで“男が男に惚れる”のは難しいのかもという気がします。

しかし組が割れた原因が、自分たちにあるのではなく時代にあるということになると再統合を目指す心ある当事者たちにとっては…傷に塩を塗っているだけのような気もします。

組が割れるという現象を「失敗」とか「挫折」という風にとらえるから、溝口敦説のような「弘道会支配と上納金と組長の人格と下半身が分裂の原因」…という、無茶苦茶な説が、定説として通ってしまうのです。そうではなく、この国で500年という歳月を生き抜いてきた“書かれざる日本史”であるヤクザ社会も、時代に適応して生存をはかろうとしているがゆえの自然な変化であると見たほうが適切だろうと思いますね。