反骨と異端

アウトローは文化だ

Google先生、今日もお美しいですね

Google先生、今日も完璧ですね」

Google先生、これ全訳、お願いします」

Google先生、今日も2秒で完訳しましたね」

ありとあらゆるプロの世界には“格”があり、一流のプロから三流のプロまで存在する…そんな風に思い込んでいる大人が多い。

産業翻訳者の“格”が何によって決まるのか判然としないのだが(ひとことで「翻訳者」といっても、ふだん手掛けている案件の分野が違えば、知っている単語や言い回しも異なるし)、 

しかし断言しよう、もはや地球上に、Google翻訳のスキルに勝てる、ひとりの人間としての産業翻訳者なんか絶対に存在しないと。全員、負けたのだ。

この先「プロの実務翻訳者」を名乗ってもよいのはGoogle先生だけで、残りの英語者は「翻訳チェッカー」とか「翻訳校正者」であろう。実質。それにしてもGoogle翻訳の、読解能力とか、文才はすごい。

であるから、私などはハナから“機械に勝とう”などとは考えず、「Google先生、今日もお美しいですね」とお世辞を言いながら、もっぱらその力をあがめているほうである。あなただって会社の部下にお世辞くらい言うでしょ。お世辞言って、もっと働いてほしいと思うでしょ。Google先生だって同じだと思う。いや部下じゃない、Google先生は上司だっ。