読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

反骨と異端

やどかりアウトロー編

「マラス」とトランプの気になる関係

f:id:ubiquitous2011:20170108190059j:plain

 

「マラス」って南米一帯を牛耳るギャング団であります。日本人ジャーナリストの工藤律子さんの本が話題になって急に注目キーワードに。

なぜ「マラス」が急に全世界から注目されるようになったか?というと、トランプが勝ったから。

“犯罪歴のある移民を、米国から追い出す”と宣言をしたので、米国内の犯罪歴のある若い人たちが南米に送り返されて、その結果、南米と北米の経済格差がますますひどくなるのではないか、それ以上に、南米に送り返された元犯罪者が「マラス」のような国際犯罪組織に加わり、地元の治安が今以上に崩壊するのではないかという危機感が生じてきています。 

麻薬の密売で荒稼ぎをし、敵対組織のメンバーを殺害するのは当たりまえというマラスの実態が浮かぶ。「ギャングならいじめにあうことはなくむしろ尊敬される」。

貧しさ、格差に苦しむ大人が麻薬犯罪に関わったり、米国へ不法入国したりすると、ほったらかしにされた子供の居場所となるのが路上、かまってくれるのがギャング団…そんな構図を「少しでも崩さないと」

トランプの言っていること、排外主義というか経済ナショナリズムはそれ自体は間違っていないのですが、米国はこれまで移民の国としてやってきた歴史があるだけに、いきなり南米からやって来た有色人種(のうち、貧しい層)を母国に送り返すようなことをすると、南米の最貧困国がさらに苦しむようになる…という、

これって米国の量的緩和で株価を釣り上げるためだけに米ドルを刷れるだけ刷って、マーケットに垂れ流してきたけれども、それを米国だけの都合でやめちゃうと、米国は無事でも、ショックの大きさに耐えられず、流動性の低い新興国の経済が一気にダメージを受けるみたいな構図と酷似しているものがあります。

トランプさんにはくれぐれも自国経済至上主義みたいな刹那的な方向に走らず、穏便なやり方で舵を切ってほしいものです(しかし「穏便な」政治家が米国人にうけることは稀である)