反骨と異端

やどかりアウトロー編

ガラスのヤクザジャーナリスト(その2)

 

潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)

潜入ルポ ヤクザの修羅場 (文春新書)

 

 kindle版で読んだので、引用しようにも本が手元にない(読了したらすぐにデータを本体から削除するタチのため;)

よく孤独がどうとかTwitterでつぶやいているわりには、妻帯してるし、お友達もとっても多そうな鈴木氏ですが、鈴木さんが人気者になった理由がよくわかる1冊である。ヤクザ関係のエピソードも多いけど、本人の独白部分ほど印象的ではない。

ボリュームも読みごたえもあります…が、率直な読後の感想として“ヤクザの修羅場”よりもむしろ“ヤクザジャーナリズムの今後”のほうが気懸りである。

私の本の読み方が変なのかもしれないが、本書の最後のほうで、「暴力の神様は自分に味方している」と書いてあるあのあたりが一番心に残った(読んだ人は分かると思う)

暴力団専門誌のライターから出てきてエスタブリッシュメントに成り上がった溝口某先生と、それより20年後の若い世代とでは、こうも社会の状況が変化するとは。才能とか実力とかやる気の問題ではなく、時代の変化を痛切に感じる1冊だった。