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若頭の手腕に懸念も 井上組長逮捕で山健組は存続の危機

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溝口敦の「斬り込み時評」が全開です。溝口さんは任山応援団にコンバートするつもりなのだろうか?

 

6日、神戸山口組の井上邦雄組長が詐欺容疑で兵庫県警に逮捕された。微罪だが、後には京都府警の逮捕が控えている。会津小鉄会の分裂にからみ、同会本部前での乱闘が逮捕容疑だとされる。

井上組長は山健組の組長も兼ねるが、逮捕は神戸山口組、山健組双方にとって手痛い打撃である。

井上組長の勾留中、山健組の留守を守るのは中田広志若頭だが、中田若頭は問題山積の山健組をうまく運営できるか、懸念されているのだ。

 

まず会津小鉄会問題では、神戸山口組が肩入れして神戸寄りの7代目・金子利典会長を擁立したが、いったんは7代目の総裁に就いた馬場美次6代目が総裁も引退、金子会長自身も消極的になり始めたとされる。

6代目山口組側は、同名の7代目として原田昇会長を別に立てたが、金子会長は原田会長との対立に腰が引け気味という。

 

ヤクザ情報に通じる関西の事業家が解説する。

 

「神戸山口組側が全力で金子さんを守る、安心して会津を継いでくれと力づけてスタートしたのだが、実戦部隊に想定していたのは大阪の山健組傘下団体だった。ところが、大阪の山健組傘下は任侠団体山口組の分裂・発足で、ごそっと任侠側に移ってしまった。これでは金子会長が心細く思うのも当然です」

 

中田若頭は金子・会津にテコ入れしなければならない。果たしてやり切れるのかと危惧されているのだ。

また10年11月に発生した山健組本部前の手りゅう弾爆発事件は15年8月、松葉会の犯行と割れ、実行犯2人が逮捕、同年10月には実行役への指示容疑で松葉会・関孝司理事長も逮捕された(不起訴)。これで中田若頭代行(当時)が松葉会に話をつけに行ったが、留守を理由に会うことを拒否され、すごすご引き揚げた経緯がある。

 

当然、山健組としては松葉会にケジメをつけなければならない。中田若頭にそれができるかという懸念もある。

さらに任侠団体山口組には山健同志会(大阪・守口)、山健連合会(長野)と、山健を名乗る団体が2つもある。当然、ヤクザとしては神戸山口組を出た以上、山健を名乗るなとクレームをつけなければならないが、中田若頭では無理だろうとの観測がもっぱらなのだ。ヘタをすると、栄えある山健組の本籍を任侠側に持って行かれてしまう。そうでなくても山健組は3分の1以上の勢力を任侠側に割かれた。

 

一時は「山健にあらざれば山口組にあらず」と大手を振っていた山健組が今や存続の危機を迎えている。