反骨と異端

アウトローは文化だ

表現の自由戦士はデマゴーグの出現を予見していない

 それを言うと、この前、トランプ元大統領が「扇動」して連邦議会議事堂を襲って既に逮捕された140人以上の人たちは、なぜ逮捕されたのか?わけわからなくなるね。個人的な動機がない。トランプ元大統領はデモ集会で聴衆を前に「歩いて行こう」とか言っただけなのに、その言葉が引き金になって、彼らは国会で審議中の政治家を襲ったし、実際に死者も逮捕者も出ているんだから。表現の自由を無限大に認めることで、場合によっては取返しのつかないことも生じうる危険性を、青識亜論氏は歴史からどう学んでいるのか。表現的に問題がないので弾劾は無効化しそうだが、トランプは確かに「襲え」なんて号令はかけていない(トランプ自身は「自分の言動はすべて適切であった」と言っている)。しかし彼が信者を扇動して民主主義を破壊しようとしたことは、彼の表現の自由の範疇にとどまらず、米国の恥であり暗部になりかけている。

青識亜論的にはテロや殺人教唆表現の自由の範疇であり、規制すべきじゃないの?デマゴーグの資質のある人間に、リスクヘッジすることなしに表現の自由を与えるべきだ…青識亜論的な表現の自由戦士の主張ってこれやろ。

アドルフ・ヒトラーなんて特にそうですよ。確信犯的なデマゴーグだから「言葉」だけで国民を好きに扇動することができた。自分にそういう力があることを知っているから、ラジオの開発・普及とか音響装置とか、ヒトラーはめちゃくちゃこだわった。

そういう表現の自由も、青識亜論的には無条件に全肯定すんの。

全然関係ないけど、あさま山荘事件とか、記録を読んでいて怖いのは、やはりデマゴーグ的な人がいてボス化していて、そいつの「表現の自由」が集団的凶行の引き金になってる。