反骨と異端

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アメリカ民主党の崩壊2001-2020

アメリカ民主党の崩壊2001-2020

アメリカ民主党の崩壊2001-2020

  • 作者:渡辺 惣樹
  • 発売日: 2019/12/24
  • メディア: 単行本
 

 読了。本当によかった。日本のメディアは絶対に書かないような事実を時系列でまとめてある。読みやすいし面白い。

本書を読むと、民主党支持をやめてトランプに入れたくなる。しかし、この本には陰謀論とか事実に基づかないデマはまったくない。

米国中枢でのネオコンの台頭と、ヒラリークリントン国務長官時代に何をやったのか?詳細がまとめてある。各章に膨大な英文の参照文献が記されているので、事実かどうかはすぐに突き止められる。私財を肥やすことしか考えないビラリー夫婦(ビルとヒラリー)に対して、ロビイストを排除したトランプの清々しいこと。

ヒラリーとトランプの違いとは、民主党が「干渉主義(ネオコン)」に対して、トランプはロスペローの影響を受けた「非干渉主義」である。トランプは任期4年でイスラム原理主義ISを弱体化させたが、それが非干渉主義の業績だと著者は主張する。

本書はコロナの前に書かれたので、トランプの再選が予想されているのだが、コロナ禍によってあってはならない番狂わせが生じてしまった。

バイデン政権は、開始と同時に問題山積。バイデンの個人的な盟友のクオモ知事がメディアの生贄になり、全世界から米国国境を目指して突進してくる移民/難民に対して、バイデンが「移民に来てもいいって言ったのは嘘だよ~~ん」と言って凄惨なちゃぶ台返しを行う。あれを見ると「移民は米国を壊す」と言って、就任してすぐに壁をつくったトランプの方が誠実に見える。